西菅っ子 未来をえがこう 1つの輪――。創立30周年を迎えた川崎市立西菅小学校(岩倉義則校長・児童数239人)は11月16日、同校体育館で記念式典と祝賀会を開いた。地域の協力者や学校関係者が集う中、全校児童が「西菅」のまちの良さやすばらしさを表現。自分たちのふるさとへ、思いを伝えた。
式典は全校児童の合唱「今日から明日へ」でスタート。昨年度の卒業生が考えたスローガンやキャラクターが紹介された。創立30周年記念事業実行委員会の深城由美子実行委員長=人物風土記で紹介=は「すてきな1日が未来の西菅につながるように、全員で心を一つにして温かい時間に」と呼びかけた。
各学年の発表は「西菅大好き〜学びの先にあるもの」と銘打ち、1年生の国語で習う「くじらぐも」を軸に1つの物語として表現。1、2年生は一緒に学校の好きなところを紹介し、5年生は里山や三沢川などの地域資源を「調査隊」として報告した。4年生は児童の安全を守る地域のボランティアになりきって感謝を伝え、3年生は菅獅子舞保存会から教わった舞と笛を披露。6年生は合奏で地域への思いを表現した。エンディングも、全校児童の合唱「ぜんぶ」で締めくくった。
「校歌」の作詞作曲者も参列
式典には、30年前に校歌を作詞した小川信夫さん、作曲した高森義文さんも参列。小川さんは「喜んで作った校歌。30年間ずっと歌い続けてくれて心から感謝している」、高森さんは「大事なのは音楽を好きになること。皆さんはきっと好きになってくれる人だと思う」とそれぞれ思いを語った。2人を紹介した後は、音楽講師らの演奏で校歌を斉唱。岩倉校長は「今日は100人を超える方たちが集まってくれた。地域の皆さんに支えられ、助けられ、つくっていただいた学校」と感謝を込めた。
多摩区内で一番新しい西菅小は、1990(平成2)年に開校。南菅小から223人、他校から209人の児童が集まってスタートした。式典翌日の17日には「大同窓会」も開催され、およそ50人の卒業生が思い出話に花を咲かせた。
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