神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
多摩区版 公開:2020年2月14日 エリアトップへ

中野島小 特別教室 ウェブ予約に 市、施設活用へ試験導入

教育

公開:2020年2月14日

  • X
  • LINE
  • hatena
中野島小の特別活動室
中野島小の特別活動室

 学校施設開放の新たな試みとして川崎市教育委員会は先月、市立中野島小学校でインターネットの利用予約システムを先行導入。登録団体はウェブ上で、特別教室の予約や空き状況照会ができる。市内校の施設利用促進に向け、市は利便性や課題を検証していく。

 体育館や校庭に比べ、市内で利用頻度の低い特別教室を有効活用しようと、市は昨年から「Kawasaki教室シェアリング」と題し、市民講座や共同作業場としての開放を試行。4つ目の取り組みとして、中野島小学校でインターネットによる特別教室の利用予約システムが導入された。

 同校ではこれまで利用調整会議を年に数回開き、登録団体が申し込み用紙で提出した施設利用の希望を教務主任がまとめ、月ごとに一覧表を作成。予約変更やキャンセル、空き施設の照会等を電話で受けていた。新システムでは登録団体に付与されるIDを用いて、利用調整会議により決定した予約状況がウェブで確認できるように。空き施設の追加予約やキャンセル手続きも可能で、ウェブ上で随時更新される。

 システム導入日の1月28日には、同校の登録団体向けに説明会を実施。「ネット上で予約状況が一覧でわかるのはありがたい」「きちんと運用できれば便利」との声が挙がった。山崎惠子校長は「今まで教員1人で担当していた紙ベースの作業や電話対応がなくなるのは大きい。『働き方改革』にもつながる」と期待を寄せる。

 新システムの対象は同校の特別教室棟にある特別活動室、家庭科室、図書室、理科室、図工室、音楽室の6室。地域団体の中小(なかしょう)施設マネジメントが委託を受け運営する。

 学校施設の2018年度の延べ利用数は、市全体で体育館の5万8743回に対し、特別教室が1万1270回と少ない。中野島小では体育館の693回(1万9582人)に対し、特別教室は449回(6801人)と多い傾向だった。

多摩区版のトップニュース最新6

「電子商品券」導入へ

川崎市

「電子商品券」導入へ

 ふるさと納税の返礼品に

3月15日

自転車盗 前年比94件増

区内刑法犯認知件数

自転車盗 前年比94件増

社会活動活発化が背景

3月15日

作品の世界を発信

バンドトゲナシトゲアリ

作品の世界を発信

川崎が舞台のアニメで

3月8日

「今を自分らしく生きる」

枡形在住青山恵さん

「今を自分らしく生きる」

東日本大震災から13年

3月8日

「四季の彩に親しむ樹木」に

生田新広場記念植樹

「四季の彩に親しむ樹木」に

区民投票で449票を獲得

3月1日

名人の思い 紙芝居で披露

のらぼうプロジェクト

名人の思い 紙芝居で披露

故・高橋さんの母校 菅小で

3月1日

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

  • 3月8日0:00更新

  • 3月1日0:00更新

  • 2月2日0:00更新

多摩区版のあっとほーむデスク一覧へ

コラム一覧へ

多摩区版のコラム一覧へ

バックナンバー最新号:2024年3月16日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook