新型コロナウイルス感染防止対策のため、3月末までのイベントを中止している川崎市立日本民家園(枡形)。桜の時季恒例の「夜の民家園」もこの週末に予定していたが、今年は実施しない。そんな中、正門側の本館で静かに行われている企画展示がある。「うんことくらし―便所から肥やしまで」だ。
同展では暮らしに欠かせない「便所」にスポットを当て、古民家の中でどのような道具が使われてきたのか、し尿がどのように利用・処理されてきたのかを紹介。大便や小便を田んぼや畑の肥料として活用してきた歴史について展示されているほか、トイレットペーパーがない時代に使われていた葉やワラ、竹べらなどを見ることができる。
園内の古民家にある便所をまとめた「おべんじょマップ」も配布。庭にある「外便所」や来客用の便所など、マップを手に実物を見学できる。
展示は5月31日まで。月曜休園、要入園料。問い合わせは同園【電話】044・922・2181。
多摩区版のローカルニュース最新6件
|
|
|
|
|
|