新しい生活様式を、オシャレに快適に――。川崎市立日本民家園(枡形)西口の伝統工芸館で今月15日から、政府支給マスクを対象にした「藍染め体験」が始まった。来年3月までの期間限定で、無地のマスクに自分だけの模様をつけることができる。同館スタッフの一人、赤坂佳代子さんは「普段の体験は大人の方が多いけれど、マスクではお子さんの体験が増えている。簡単にできてみんな喜んで帰っていく」と笑顔を見せる。
まずは、模様をつけたい部分に洗濯ばさみや輪ゴムを装着。藍の液の中に沈ませ、内側やゴムの部分も染まるようによくなじませる。液から出し、空気に触れさせて酸化。この作業を3度ほど繰り返し、水洗いや脱水などの工程を経て完成する。片面を無地にしたり、両面別々の模様を付けることも可能だ。
藍染めを長年指導する松下礼子さんは「たんすに眠らせておくよりは、藍染めで楽しんで使ってもらえたら」と思いを話す。事前予約制で午前10時と午後2時、1時間程度。参加費700円、未使用のマスクを持参。問い合わせは同館【電話】044・900・1101。
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