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明治大学教授で、開館10周年の登戸研究所資料館で館長を務める 山田 朗(あきら)さん 多摩市在住 63歳

公開:2020年8月14日

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山田 朗(あきら)さん

遺跡の記憶、次代へ紡ぐ

 ○…明大生田キャンパス内に残された登戸研究所の建物を利用し、10年前に開館した資料館を統括。学芸員や専門家、市民団体と連携し、関係者への聞き取り調査など情報収集に奔走する。「やればやるほど分からないことが出てくる。戦争に関する研究は発展途上だが、新しい情報は尽きない」。歴史のつながりを探求し、関心を広げる。

 ○…日本史学を専攻し、愛知教育大学を経て東京都立大学大学院へ。縁あって同大教授の助手を10年近く務め、教壇にも立った。教授の指令で行政主催の社会教育講座の講師も経験。祖父母世代の受講者を前に、20代で戦争を語るという難局に「あえて厳しい質問を投げかけられ、無知を怒られたり恥もかいた」。それでも、旧日本軍の重要決定など戦争体験者が知らない話題を用意すると、次第に認められるように。「貴重な経験。資料館の見学会や大学の授業にも役立っている」

 ○…大阪で生まれ、名古屋で育った。父は陸軍、母は海軍省に勤務し食堂の栄養士だった。二次大戦でボルネオ島の飛行場警備に携わっていた父から「空襲が来ると逃げるのが日課だった」と聞かされ、勇ましければ落命するという戦争の本音と建前を痛感した。戦争史を研究し続け、助手時代に声が掛かり94年に明大へ。翌年、登戸研究所の研究会に入り、10年ほどで資料館開館の準備室長に就いた。「資料館ができて、貴重な資料が集まるようになった」

 ○…文学部教授として生田と都内のキャンパスを行き来するが、「学内でも生田の人だと思われている」と笑う。戦争の記憶の継承者として「技術は完成の域に達していない」としながら役割をを全うする。「戦争から遠ざかっている世代に伝える使命がある」。資料館を拠点に歩み続ける。

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