川崎信用金庫中野島支店の職員・田中いずみさん(64)が特殊詐欺の被害を未然に防止したとして、多摩警察署は先月28日、同支店で感謝状を贈った。
署によると田中さんは4月19日、高額の預金引き出しに訪れた86歳の男性に対応。積極的な声がけで引き出し理由等を確認した。男性には同日、「仕事で大事な品物を間違えて違うところに送ってしまった。弁償として100万円送ってほしい」と甥を名乗る男から電話があったといい、田中さんが上司に相談し通報に至った。
多摩署の信澤公昭署長は「(窓口は)最後の砦なので、寸前で止めていただいて助かっている。今後も積極的な声がけをお願いしたい」と感謝を表した。
多摩区内では今年、5月9日までに8件の振り込め詐欺が発生し、被害総額は約1449万円。そのうちキャッシュカードをだまし取る詐欺が5件に上る。
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