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多摩区版 公開:2021年10月1日 エリアトップへ

区役所通り登栄会商店街振興組合の理事長で、登戸のまち活性化に努める 三平 雅美さん 登戸在住 58歳

公開:2021年10月1日

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基本を尊び、未来つくる

 ○…2025年度中の完工を目指す登戸土地区画整理事業の一角で、向ヶ丘遊園駅北口に広がる商店街のリーダーに就いて8年目。主要道路の区役所通り一帯は、店舗の解体や移転で変革の真っただ中だ。権利者や川崎市と展望を話し合う検討会にも参加。「目的がなくてもぶらっと来ちゃうような商店街になれば」。愛着あるまちの未来に思いを寄せる。

 ○…出身校は登戸小、稲田中。遊園駅前の貸し店舗が併設された家で、生花店が身近な存在だった。二十歳を迎える前、店主の誘いで同店を引き継ぐことに。丸栄生花店として母親と2人で営業を始めた。初めての競りでは指で数字を表す符丁(ふちょう)

も相場も分からず、「仕入れは見よう見まね」。商売の傍ら、国家検定のフラワー装飾技能士1級や職業訓練指導員を取得するなど技術向上にまい進。社長として支えてくれた父親から経営を継いで、20年近くになる。

 ○…商店主らが各専門分野の無料講座を開く「まちゼミ」はコロナ前まで10回を重ね、登栄会の看板企画になった。イベントといえば昔はガラガラ抽選が主流だったが、夕涼みやハロウィーンなど季節の催しを仲間と計画し定着化。「商品の売買だけじゃない。イベント会場でお客さんや他店の店主と対話できるのがいいところ」。まちなかで、ふと言葉を交わす大切さをかみしめる。

 ○…人情味ある昭和の商店街として栄え、ピーク時は80ほどあった加盟店も現在は半数に。常連客の高齢化に加え、店主の後継者不足が目下の課題だが、「区画整理で歩きやすいウオーカブルな通りになれば、昔ながらのコミュニケーションも取り戻せる」と期待を寄せる。スマホで買い物ができる今だからこそ「人と人の関係が大事」。真面目に凡事を徹底する。

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