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脳神経外科 脳卒中の早期発見 どんな症状がありますか？
諌山和男院長
「脳卒中」は脳血管障害の総称です。脳の血管が詰まったり破れたりして酸素や栄養が行き届かなくなってしまい、運動麻痺や言語障害などを引き起こします。早期発見のためには、頭痛や目まい、しびれなどの症状に注意が必要です。
｢怖い目まい｣注意
特に目まいは、耳から生じるものや加齢によるものなど様々な種類があり、脳から生じる「怖い目まい」を見分けることが大切です。脳梗塞や脳出血が原因となる目まいは症状が突然現れる場合と、比較的ゆっくり現れる場合があります。後者は医師の診断を受けない人も多いです。しかし、脳卒中は短時間でどんどん悪化していきます。
脳卒中の予防として、まずは血液と血管を健康に保つこと。そのために、高血圧や高脂血症、糖尿病、不整脈、喫煙、肥満、睡眠時無呼吸といった生活習慣病は早期に治療しましょう。いずれも動脈硬化につながる危険因子です。
後遺症と向き合う
一般的に脳卒中は60歳以上に多いですが、最近では40歳〜50歳も目立つようになってきました。後遺症の一つに片麻痺があります。損傷した脳と反対側の体が動かしにくくなる麻痺で、足首の曲げ伸ばしや踏み切りが難しくなり、悩んでいる方も少なくありません。
これまでの歩行訓練ではこの足首の動きの補助が課題でした。そこで、当院が運営するデイサービス「アイメディカルフィットネス」では新たな補助装置・リゲイトを導入。正しい歩き方を繰り返すことで脳機能の回復を促し、適切な歩き方につなげています。
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