創立50周年を迎えた川崎市立三田小学校(上杉忠司校長・児童数556人)で11月13日、記念式典が行われた。川崎市長をはじめ、地域の協力者や歴代校長など約120人が出席する中、全校児童が学年ごとに歌や演奏、踊りを披露。三田小や地域の魅力、未来への思いを表現した。
「いつまでも/笑顔でやさしく/夢があふれる三田小学校」のスローガンに合わせ発表が進行。1年生の元気いっぱいな「三田っ子忍者」に始まり、2年生は町探検での発見と地域への感謝を歌で伝えた。3年生はスクールガードリーダーや五反田川のこいのぼりなど、地域の人の優しさを表現。4年生は音楽番組風に会場を盛り上げた。将来の夢をフラッグに込めた5年生、未来の三田のまちを描いた6年生の発表でも、力強い歌声が会場に響き渡った。
三田小の卒業生で作編曲家の川崎龍さん(30)が児童と共に作った50周年記念歌の合唱も。「かがやく明日へ」「未来へはばたけ」といった歌詞が並ぶ歌に、川崎さんは「この歌がこれからも歌われて、明るい未来につながることを願っている」と思いを語った。
学年の発表や来賓あいさつなど、式典が進むごとに「ありがとうの花」「勇気の花」「挑戦の花」といった色とりどりの花がスクリーンに登場。最後にはそれらが一つになり、人々のパワーが栄養になって50年に一度咲くという「幻の花」が現れた。50周年記念事業実行委員会の富崎剛実行委員長=人物風土記で紹介=は「三田っ子は想像力があり、周りを気づかう優しさを持っている。発表の中でも素晴らしい友情の花を見ることができた」と話していた。
三田小学校は西三田団地の建設を契機に、東生田小学校から分離して1971年に開校。75年には児童数が千人を超えた。50周年記念事業として、実行委員会からグランドピアノと校旗、PTAOB会からテントが学校へ贈られた。
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