多摩区・麻生区 人物風土記
公開日:2022.03.18
市立東菅小学校の教諭で、多摩区制50周年の記念キャッチフレーズを作った
光岡 裕子さん
宿河原在住 38歳
共に学び、次代へ還元
○…勤務3年の東菅小で、児童と学んだ郷土芸能「菅の獅子舞」。自宅前に流れる二ヶ領用水の桜並木を守る保存会や、宿河原八幡宮の例大祭に関わる人たち。「このまちには未来に伝えたい大切なものがある」。豊かな自然と伝統を頭に浮かべ、誕生したフレーズが「人と緑でつながる多摩区」。50周年を飾る一言にそっと思いを込める。
○…生まれ育ちは熊本県。小5のころ、児童一人ひとりを受け入れて盛り上げてくれる担任に出会い、教員への志を抱くように。広島大学に進み、個性派が集うボート部で2年生のとき国体に出場。「いろんな性格の人同士で認め合い、同じ目標に向かうのが当たり前だった」。縁あって川崎市の小学校教諭になり16年ほど。南菅小などで勤め現在3校目になる。
○…5年生を受け持った教員2年目。際立ってやんちゃな一人の児童が校内で問題を起こした。連絡を入れた母親から「うちの子は悪いことばかりするんですか」と問われてハッとした。「保護者への伝え方はこれでよかったのか。頑張ってたこともあったはず」。その児童は担任として初の卒業生になり、交流も続いた。かつて教員の道へ導いてくれた恩師に、自身を重ねる。「先生は『人生楽しい』って教えてくれた。今度は私の番。全ての授業を楽しくしたい」と胸を張る。
○…宿河原に引っ越して15年で、夫と長女、長男、次女の5人暮らし。町会や商店会とのつながりもある。「近所にいつも話しかけてくれるおばあちゃんがいて。知らない人とも気軽に声をかけ合う雰囲気」。学校でも「子どもたちが自分をさらけ出せるような、前向きに生きたくなる教室にしたい」。将来は大好きな絵本に囲まれて、カフェのような集いの場を開くのが密かな夢だ。
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