川崎市交通局は路線バスの運賃を今年10月１日から引き上げるとし、国土交通大臣宛てに上限運賃変更の認可申請を先月行った。これを受け、国交省は４月28日まで意見を募集している。
大人10円値上げ
川崎市バスの運賃は１９９５年３月の前回改定以来、消費税率引き上げによるものを除いて変更していなかった。10月の改定では、大人の現金・ＩＣカード運賃を２１０円から２２０円に、小児のＩＣカード運賃を１０５円から１１０円に上げる。通勤定期も値上げするが、通学定期は子育て世代の経済的負担を軽減するため引き下げる。
市交通局は、バス車両の更新台数増加や営業所の老朽化対策等で、厳しい経営状況が想定されたことから収支改善が必要と判断。２０１９年の第１回市議会定例会で、乗車料に関する条例の一部を改正する議案の議決を受けていた。
国交省の意見募集はメールまたはファクス、郵送で受付。メールは氏名、住所、所属、電話番号、メールアドレス、意見を記載し、件名「川崎市交通局の上限運賃変更認可申請」で送信（【メール】hqt-ryokaku_pc@gxb.mlit.go.jp）。資料の詳細は国交省ウェブサイト。
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