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公開日:2022.06.10
稲田町会連合会 紹介シリーズ【2】 【広報】
独自広報誌で「見える化」
登戸多摩川町会 年2回発行
町内会・自治会がどんな活動をしているか見えづらい――。そんな声も地域住民から聞かれる中で、回覧板や掲示板以外の情報発信に取り組む町会もある。会員約700世帯、登戸新町と登戸駅西側に位置する登戸多摩川町会では広報誌づくりに力を入れてきた。
情報交換・共有の場
きっかけは同町会の川鍋賢昭会長が着任した2016年の総会。会員から「役員はどんなことをしているのか」「回覧板の資料では分かりにくい」といった声が上がった。広報誌創刊に向けて有志で会議を重ね、その年の秋、「たまがわ」と題して第1号を発行。新旧会長あいさつや役員紹介、イベント報告など、写真を交えてA4版・4ページにまとめた。
以降年2回の発行を続け、15組長を通じて全世帯に配布。デザインや編集も会員が手がける。コロナ前は盆踊りや芋煮会、餅つき大会などの行事を幅広く紹介してきた。発行時期は明確に定めず、情報が集まってきたころにまとめるスタイル。川鍋会長は「5年以上経ち、皆さんから『何をしてるのか』という質問が大きく減った。地域に定着してきたと思う」と手応えを語る。
同町会が目指しているのは、会員同士の情報交換・共有の場となる広報誌。編集後記では会員から感想や意見、希望を募っている。現状は川鍋会長と総務部長らが中心となって作成しているが、今後は広報誌担当の委員をつくることも視野に入れる。川鍋会長は「会員に声をかけて広報をやりたい人にお任せしていきたい。いろんな人が関われば、バラエティー豊かで期待される広報誌になると思う。町会自体の活発化にもつながる」と先を見据えた。
稲田町会連合会
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川崎市多摩区登戸1775-1(事務局:多摩区役所地域振興課)
TEL:044-935-3133
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