明治大学理工学部建築学科・都市計画研究室の学生が、生田浄水場用地に来春開業する「フロンタウン生田」の建物と周辺地形の模型を制作。7月23日、等々力陸上競技場(中原区)で行われた川崎フロンターレのイベント「ファン感謝デー」で披露した。
模型制作は同クラブからの依頼を受け、約半年かけて先月完成。縮尺100分の1の建物模型と、周辺駅や小中学校の位置も示した縮尺1千分の1の地形模型で、イベントでは学生12人が説明にあたった。
災害時の一時避難場所にもなる同施設。丘陵地と多摩川周辺の70メートル近い高低差を、30層以上の厚紙で再現した同研究室の森下慧さん(修士1年)は「山の起伏を模型から感じてもらえたら。今後は災害時のルートを考えるワークショップにも活用してみたい」と話した。畳6畳分の建物模型を担当した魚津陽(あきら)さん(4年)は「ファンの方たちに取り囲んで見てもらえて大変うれしかった。関心の高さを改めて感じることができた」と手応えを語った。
模型は今後、フロンターレが管理。同クラブ担当者の谷田部然輝さんは「将来的にはフロンタウンで展示したい。防災面で学生のアイデアももらえたら」と期待する。研究室の山本俊哉教授は「模型を見ながら、新たに生まれる空間やその周辺について語り合ってほしい」と思いを寄せた。
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