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川崎市農業技術支援センターの所長を今春から務める 久延 一郎さん 菅仙谷在勤 53歳

掲載号:2022年7月29日号

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農と人、寄り添い育む

 ○…市内農業者の生産技術向上を支える市施設で、今年度から職員14人をまとめる。菅仙谷の丘陵地、2ヘクタールの土地に果樹や野菜、花きの試験農場を備えた同所は、「緑も多く落ち着ける場所」。援農ボランティアの育成や「梨・ぶどう品評会」のほか、伝統野菜・のらぼう菜の研究から生まれた「かわさきつや菜」の周知など、所長として農業振興への思いを新たにする。

 ○…1992年、川崎市入庁。名称が「フルーツパーク」だった頃の同施設に配属され、7年間勤めた。「熱帯果樹温室や噴水もあった」と懐かしむ。ナシの品種更新や大玉生産のため、市内農家を巡り共に試行錯誤を重ねた。「当時は頼りなかったと思うけど、すごくかわいがってもらった」。以降、農地の許認可や補助金の仕事で経験を積み、40代で再び同センターへ戻ると野菜栽培の技術向上に尽力。そして今春、3度目の配属。新人の現場に同行しながら、若き日を思い返す。

 ○…現・麻生区、王禅寺出身。実家は農家ではなかったが、近所でタケノコ掘りをした幼少期の記憶が残る。高校時代、植物の知識に長けた教員の影響もあり、大学は農学科へ。専門だったアボカドの研究は「ナシの発芽に役立った」と目を細める。結婚後は横浜に住み、現在は高2の息子、大2の娘の父。「自分のやりたいことをやってほしい」と成長を見守る。

 ○…所長に就くまでの5年間は、営農と税優遇を継続する「特定生産緑地」指定に奔走。農協と連携し、市街地で農業を続ける生産者と向き合った。今、試験農場で栽培する職員に伝えるのは、「作った先に、支援を必要とする農業者がいることを理解しないといけない」ということ。良いものを作り、地域へ広める。役割をかみしめる。

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