多摩区・麻生区 経済
公開日:2022.10.14
食の安全 再認識を
区食品衛生協会が講習
多摩区食品衛生協会(小出善茂会長)は9月24日と10月7日、食品衛生責任者の実務講習会を多摩市民館大ホールで開催した。区内の飲食店等から、合わせて約200人が参加した。
食品衛生責任者の役割や必要な知識を学ぶ場として、川崎市では区ごとに行われる実務講習会。コロナで3年ぶりとなった今回は、昨年6月に完全施行された改正食品衛生法に基づき、営業許可制度の見直しや食品等のリコール情報報告の義務化などをスライド上映で解説。特に、食中毒や異物混入を防ぐ衛生管理の手法「HACCP」(ハサップ)に沿った記録の義務化について詳しい説明があった。
区食協は行政と一体となり、夏は食中毒、冬はノロウイルス等を中心に啓発に注力。区内事業者の400人ほどが加盟しているという。小出会長は「食品衛生について、当たり前のことでもチェックを大切にしなければ大事故につながる」と呼びかけた。
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