多摩区・麻生区 経済
公開日:2022.12.09
エネルギーの「自給自足」を
低CO2 タマックに大賞
二酸化炭素(CO2)排出量の削減につながる川崎発の製品や技術を認定する「低CO2川崎ブランド」。今年度の大賞に、多摩区から(株)タマック(枡形/加藤秀樹社長)のゼロエネルギー住宅「Vita―Z」が選ばれた。同社の貞松信人会長(61)は「地域の工務店にとってCO2削減というテーマはあまりに大きいが、いろんな業界が取り組まなければいけないこと」と力を込める。
同社は法人設立34年、注文住宅専門の工務店。「Vita―Z」は太陽光発電による創エネと高い断熱性による省エネ性能を併せ持ち、「エネルギーの自給自足」を実現した住宅だ。貞松会長は約8年前、寒暖差によるヒートショックで多くの人が亡くなっている事実を知り、断熱性能向上に力を入れてきたという。「お客様の命や財産を守ることを考えた結果がCO2削減につながる。環境について意識しながら暮らしてくれる方が地元に増えていけば」と未来を思う。
太陽光発電、30年後見据え
川崎市は新築住宅の太陽光発電設備の設置に関し、2025年春の制度開始に向けて検討を進めている。「買う電気代がどんどん上がっている今、太陽光発電で自家消費率をいかに上げていくが大事」と貞松会長。市の脱炭素戦略「かわさきカーボンゼロチャレンジ2050」にも触れ、「30年後に向けて、今建てる家を考えないと。未来に対してしっかり提案していく必要がある」と語る。
低CO2川崎ブランドは、市や川崎商工会議所らによる推進協議会が認定する制度。今回は花王(株)川崎工場の衣料用濃縮液体洗剤「アタックZERO」も大賞に選ばれ、ほか8件が認定された。認定式はカルッツかわさきで先月行われた。
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