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公開日:2022.12.16

中野島こども文化センター
絆生かし、防災フェス
18日 多世代に向け初企画

  • チラシを手にする同センターの谷本館長(左)と西岡奈々子さん

 中野島こども文化センターが12月18日(日)、市立中野島小学校校庭で防災フェスを初めて開催する。同地区で2016年から続く取り組み「中野島多世代つながり愛プロジェクト」の連携を生かし、地元町会や団体が協力。世代を問わず楽しめる企画を用意し、地域の防災力向上につなげる。

活動周知の場に

 町会や社会福祉協議会、民生委員、学校、保育所など約20団体が参加するつながり愛プロジェクト協議会で、約7年にわたり多世代の絆を深めてきた中野島地区。同こども文化センターに勤めて6年になる谷本真由美館長も、協議会の一員として地域課題に向き合ってきた一人だ。今年度の会合では、プロジェクトの周知不足が議題に。「誰でも参加できるイベントを開催すれば、集まった人に情報発信できるのでは」と、防災と絡めたフェスを発案した。

 実現にあたり、谷本館長は区担当課や消防署、プロジェクトの関連団体に相談。地震体験車や消火器訓練をはじめ、新聞スリッパや簡易トイレを作るワークショップを展開することになった。社協からは避難体験用の車椅子、地元のフードバンクかわさきからは備蓄食品の提供を受け、中野島町会を通じて消防団の車両乗車体験も企画。地域情報紹介ブースも設け、プロジェクトの「ポールdeウォーク」や子育てサロンを発信していく。

 発足時からプロジェクトに携わる中野島町会の佐藤ミチ子副会長は「つながり愛のおかげで団体の連携ができている。防災のためにこういう機会をつくることも重要」と期待する。谷本館長は「高齢者が多い地域で、子どもだけでなく多世代のことを考えないといけない。これをきっかけにより安全な地域にしていきたい」と思いを話す。

 午前10時から正午まで、小雨決行。申込み不要で無料。中野島小北門から入場を。(問)【電話】044・932・0971

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