多摩区・麻生区 文化
公開日:2023.02.10
JA菅支店
地元一丸、野菜でアート
3月末まで展示
JAセレサ川崎菅支店前で、大きなアートパネルが通行人の目を楽しませている。大きさは縦1・5メートル、横4・2メートル。捨ててしまう野菜くずを活用したスタンプで、さまざまな形がちりばめられている。
近隣9園が協力
このアートが設置されたのは昨年11月、JAセレサ主催の農業まつりでのこと。菅支店の職員が話し合い、「地域のみんなでアートを作ろう」と企画した。同支店の組合員が中心となり、18枚のパネルに多摩川梨の木を描いた後、1枚ずつ各所へ配布。青壮年部や女性部の菅支部に加えて、保育所8園、幼稚園1園にも協力を呼びかけた。
装飾にはホウレンソウのヘタや玉ねぎの上部など、野菜の使わない部分を活用。絵の具を塗り、スタンプのように押していった。菅幼稚園の平山正子副園長は「子どもたちは野菜のスタンプを押しているうちに、さまざまな形ができてどんどん想像力が膨らんでいった」と振り返る。
農業まつりで披露し、翌日から菅支店前に展示。夜になるとソーラーパネルを用いた照明でライトアップされている。展示は3月末まで。菅支店の越水彰一支店長は「18枚がくっついたとき、感動した。皆さんと素晴らしい作品ができた」と語った。
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