多摩区・麻生区 スポーツ
公開日:2023.07.21
東菅小 中村心美さん
女子野球 県選抜で全国へ
所属チームで二刀流
女子学童野球の神奈川県選抜チーム「YAMAYURI」に東菅小学校6年生の中村心美さんが選ばれ、7月25日(火)から31日(月)まで石川県で開催される「NPBガールズトーナメント2023全日本女子学童軟式野球大会」に出場する。
中村さんが野球を始めたのは1年生の時。2歳上の兄が所属していた地元軟式チーム・馬場ブルーファイターズ(久保康隆監督)の試合の応援で、対戦相手だった女子投手のマウンドさばきに目を奪われた。「格好良かった。心が燃えた」とすぐに兄と同じチームに入部。2歳から続けていたミュージカルとの両立に悩む時期もあったが今は野球に専念している。
多摩区の女子チーム「多摩ウインドフラワーズ」の一員として出場した6月のJA共済杯県女子学童選抜野球大会で3本塁打を放つなど4強入りに貢献し、関係者の目にとまった。自身が抜けることで所属チームへの影響も懸念したが、久保監督の後押しもあって選抜入りを決断した。「選ばれてうれしかったけれど、ここからがスタート。全国大会で試合に出て絶対に優勝する。笑顔で終わる」ときっぱり。
主将でエース
右投げ左打ち。自チームでは主将でエース。遊撃手ほか内野は全て守る。好きな打撃は3番が指定席。「チャンスで燃える」と目を輝かせ、「凡退したら、すぐ次の打者の代打で出たい」と負けん気は人一倍だ。
「3対2でリード、最終回2死3塁の場面。相手のヒット性のライナーを遊撃手の私が横っ飛びでとって試合終了」。理想のプレーは、と尋ねると、自身がイメージするシーンをすらすらと説明する。頭の中にあるのは野球のことばかり。その熱中ぶりは母親の梢さん(47)も「自分がこうと決めたら突き進むタイプ」と舌を巻く。久保監督は「彼女はチームを支える存在。抜けている期間はつらいが、そこで他の誰かがチームを引っ張る存在になり、彼女がレベルアップして戻った時には選抜での経験を仲間に伝えてほしい。チーム全体が成長するチャンス」と期待を込める。
YAMAYURIは7月26日(水)、山形県代表と初戦を迎える。
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