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多摩区・麻生区 人物風土記

公開日:2023.07.28

(一社)多摩区ソーシャルデザインセンター(SDC)の学生代表に今春就任した
田中 春喜さん
麻生区在住 21歳

地域への愛着、胸に秘め

 ○…地域活動の中間支援組織・多摩区SDC。高校生や大学生約30人を取りまとめる立場に。大学入学前の3月から携わってきた。子ども食堂などを通じて、学生に限らず地域の人たちと関われることが魅力だと感じている。次第に「SDCの一員として何ができるのか」を考えるように。春と秋の期間限定古民家カフェ「はらっぱ」を日本民家園内で運営した。「メニューの仕入れ先の方々、カフェに来てくれる人、たくさんの出会いがあった」と振り返る。

 ○…子どもの頃から料理を作ったり食べることが大好きだった。高校時代に進路を考えたとき、小学校で働く栄養教諭など、食に関わる仕事に興味を持った。食や子どもに関わる体験がしたいと、高3の夏に偶然見つけたのがSDCでの子ども食堂ボランティア。「雰囲気が良くて、大学生が優しく声をかけてくれて」と印象を話す。大学生活で「何かしたい」という思いをSDCでなら実現できる。そんな直感で一緒に活動することを決めた。

 ○…東京農業大学で栄養学を専攻する。病気がある人にどんな料理を提供するのか、献立を考案している。「栄養のバランスが健康には大切。加えて、楽しく食べてもらえるようにしたい」と思いを語る。来年からは管理栄養士の資格取得に向け勉強も始めていく。

 ○…小中学校は麻生区。高校は相模原市に通った。「私にとって、SDCが多摩区を知る入口」。人が元気でさまざまな活動が活発な多摩区に次第に愛着が湧いていった。4月には第3回登戸・たまがわマルシェを統括。「リーダータイプではない」と謙遜しつつも「みんなを下支えできるように。お互いの良い所を生かし、多摩区を盛り上げたい」と熱い思いを胸に秘める。

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