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多摩区・麻生区 文化

公開日:2023.10.27

大山街道ふるさと館
「高津の女性」を振り返る
明治、昭和に焦点 初企画

  • 企画者の井野彩奈さん=大山街道ふるさと館展示室で

 高津区にある「大山街道ふるさと館」(溝口3の13の3)で11月3日(祝)、講演会「近代日本と高津の女性」が開催される。

 同館では現在、明治から昭和初期の女性たちの生活様式や、歓楽郷として知られる「二子三業地」の女性を特集した常設企画展「高津で生きた女性たち」が行われている。これは、昨年同館に着任した学芸員の井野彩奈さん=人物風土記で紹介=の発案。女性の暮らしなどに焦点を当てた展示は初めてで、二子新地にある老舗料亭「やよい」(高津区二子)などの協力を得て、実現に漕ぎつけたという。

 この常設企画展をより深く学べる機会として、11月3日に「記念講演会」が開かれる。川崎市市民ミュージアムで歴史・民俗などを担当する学芸員の霜村光寿さんが登壇。明治以降の日本の女性を概観して職業婦人に注目し、戦前の日本の女性を紹介する。加えて、館内に展示されている当時の女性が生活で使用していたものにふれながら講演を行う。

 午前10時から正午。定員先着45人。電話で申込む。参加費500円。小林正人館長は、「高津や大山街道に関して、新しいテーマで講座を企画した。多彩な専門家の話で、高津の歴史が面白く、より深く知ることができる」と参加を呼び掛けている。

 詳細は同館【電話】044・813・4705。

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