シニア読み聞かせボランティア「りぷりんと・かわさき」(渡邉晴子代表)は3月16日、中野島会館で絵本の読み聞かせイベントを実施した。同団体の関係者ら約70人が絵本の世界に浸っていた。
2006年から活動する同団体が企画した独自イベントでは、11冊の絵本を観客の前で披露した。20年以来、4年ぶりのイベントだったこともあり、緊張感も漂ったが、声に抑揚をつけるなど、さまざまな工夫を凝らしながら、表現豊かに絵本の世界を伝えていた。
企画と演出は絵本読み聞かせインストラクターの熊谷裕紀子さんが担った。今回の企画は、希望を持てる絵本を選んだという。企画の委員長を務めた櫻木順子さんは「戦争や能登半島地震など暗いニュースが多い。そんな中で、少しでも前を向けたら」と述べ、「本当に感動する最高の本番だった。ジーンとくるものがあった。みんな本番を終え、ほっとして、満足した表情だった」と振り返った。
渡邉代表は「一生懸命、練習を重ねてきた成果をみなさんが出すことができた。読み聞かせが人と人の交流を生み、人生の生きがいになっている」と笑顔を見せた。
同団体は、26年の20周年に向けて、今後も企画を検討していく予定だ。
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