今春から川崎国際生田緑地ゴルフ場の支配人を務める 菊田 哲治さん 多摩区枡形在勤 46歳
笑顔のまま、話は尽きず
○…市所有のゴルフ場。指定管理者として、運営を担う東急リゾーツ&ステイ(株)から支配人という重責を担う。よいゴルフ場には良い人間関係がある――。人を大切に、人と話す姿勢を重視しつつ、リーダーシップを発揮していく。年4回の市民開放日は、体験型のイベント企画などを用意、多くの人でにぎわう。「ゴルフをしない人にも足を運んでもらう機会。地域密着で、親しまれる場になれば」と思いを話す。目指すのは敷居の低いゴルフ場だ。市民と一緒に歩みを進める。
○…「お茶、飲んでいく?」。配達で自宅に訪れた郵便局員に、そう声をかけるほど、根っからの話好きなのは子ども時代から。そんな少年は「海外の人とも。いろんな人と話せる」とホテルマンに憧れた。大学で観光学と英語を学んだ。休学して飛び込んだニュージーランドでは、1年間ホテルで働いた。偶然、近くにあったゴルフ場。友人に誘われ「初めて楽しさを知ったんだ」。
○…卒業後、ゴルフ場を併設したホテル勤務などを経て、28歳で同社へ入社。関東各地で接客から運営管理まで「ありとあらゆるゴルフ場に関わる仕事をしてきたね」と胸を張る。「楽しかった、また来るよ」。そう笑顔で言ってもらえる瞬間が大きな喜びだった。仕事のモットーを聞くと「最後は人ってことかな」。出会う人すべてに配慮を欠かさず、信頼を築く姿勢がにじみでる。
○…単身赴任中。妻と子ども3人はつくば市にいる。帰ると真っ先に行うのは、庭の天然芝の芝刈り。「ピシっときれいになったのを見るのが心地よい」とにこり。そんな芝の上で、家族や友人とバーベキューも。ゴルフ場の仲間に「芝の管理のコツ、教えてもらっている」。誰とでも、笑顔の話は尽きないようだ。
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1月17日