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多摩区・麻生区 人物風土記

公開日:2024.08.02

多摩安全運転管理者会の会長を務める
矢島 秀一さん
多摩区東生田在住 59歳

「半歩先見て」組織を運営

 ○…警察の外部団体の一つで、副会長を6年、今年度から会長に。他の団体と連携して自家用車を使用する事業所などに対し交通安全の啓蒙や飲酒運転の撲滅運動などを励行する。「多摩区から交通事故を無くすため、一層啓蒙に力を入れていきたい」と意気込む。課題とする会員拡大については「警察や関連団体、事業者など地域とのつながりが強まるといった加入のメリットをもっと感じてもらえる会にしていきたい」と展望する。

 ○…幸区出身。小2から通った稲田小が分離して誕生した宿河原小の1期生となった。幼少から励んだ柔道は菅生中時代に市大会で優勝。生田高校では陸上部に所属し走り幅跳びと1600mリレーでインターハイへ。文武両道にたけ、法政大学では法律を学んだ。

 ○…大手電気工事業者に勤務後、父が多摩区で興した矢島建設工業(株)へ移り、15年ほど前に跡を継いだ。都心を中心に地中配電線や各種公共工事を手がけ、東日本大震災や能登半島地震では被災地の救援活動にも尽力。「地域のインフラを維持管理、整備するのは私たち建設業の仕事。少しでも世の中に還元できるなら力になりたい」とトーンを強める。任期を終えた自衛官を積極採用していることも有事の即時対応に奏功。今後の組織運営については「半歩先を見て、5年後10年後のために今、何をすれば良いか考えるのが経営者の仕事」と意欲を見せる。

 ○…釣りが好き。「魚と一対一の勝負。仕掛けや誘い方一つで隣の人と釣果が全然違う」と声を弾ませる。近頃はゴルフクラブも再び握るようになった。「読書も良い。知らない世界を経験できる」とインドア派の一面もちらり。物心ついた頃からG党で、買ったばかりの野球帽を手に取り子どものように微笑んだ。

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