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川崎市市民オンブズマンに1月に着任した 足立 哲(あきら)さん 麻生区在住 65歳

公開:2025年1月31日

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足立 哲(あきら)さん

公平な目で 市政を視る

 ○…市政に関する市民の苦情を聴き、調査し、改善すべき点を勧告する「川崎市市民オンブズマン」。第三者的機関として市が1990年、全国に先駆けてこの制度を導入し、これまで多くの市民サービスの改善に寄与してきた。このほど、前任者からのバトンを受け継ぎ1月1日から3年の任期で「市民の目」として行政の監視役に。「この制度は市民が市政に参加する重要な機会。目の前の1件1件に真摯に取り組み、より良い市民サービスにつなげていきたい」と抱負を語る。

 ○…中学生の頃、「弁護士を目指しては」と担任に勧められた。その言葉が頭に残り、慶應義塾大学法学部に進学。法律を学ぶうち「当事者双方の主張を聴き判断する裁判官の仕事が自分に向いている」と方向を改め、86年に任官。「公平であること」「当事者が公平だと思えること」を信条に、昨年2月に横浜地方裁判所の所長を定年退官するまで公正・中立な裁定に心魂を傾けてきた。

 ○…麻生区に居を構えたのは20年ほど前。新百合ヶ丘駅などに買い物や食事へ出かける機会も多い。現在は慶應義塾大学法務研究科教授として後進の育成にも尽力する。息抜きは読書。近頃はテレビから流れる昭和歌謡も楽しみの一つ。散歩は愛犬のポメラニアンと。「学生に言ったら驚かれちゃった。大きい犬を飼っていると思われていたのかな」とはにかんだ笑顔を見せる。

 ○…苦情申し立ては月1回の各区への巡回や市のウェブサイト、書面のほか、オンラインでも受け付けている。「申し立てる人の立場になって、苦情の趣旨をしっかり理解し、汲み上げることが大事」。その目と耳は常に平等に目の前の相手に向けられる。幾多の事案を解決した傾聴力と洞察力で市民の権利を守る。

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