意見広告・議会報告
県政報告㊻ 神奈川県立歴史博物館が令和8年9月まで休館へ 神奈川県議会議員 小林たけし
横浜の馬車道駅近くにある、国指定の重要文化財である旧横浜正金銀行本店本館。この歴史的建物を活用した県有施設が神奈川県立歴史博物館です。全国数ある県立歴史博物館の中でも、壮麗な外観と文化の香りが漂う趣は群を抜いています。その神奈川県歴史博物館は昨年末で一時閉館となり、今月から2026年9月(予定)までに改修工事を終えリニューアルオープンする予定です。
旧館部分の建物が竣工したのは1904(明治37)年。大正時代の関東大震災を経て復旧工事が行われ、1967(昭和42)年に神奈川県立博物館となりました。そして、1995(平成7)年からは神奈川県立歴史博物館にリニューアルして保存活用されてきました。博物館として開館後57年が経過し、老朽化が目立ってきました。今後も長寿命化対策を行いながら、歴史的建造物を適切に管理・運営し、未来へ継承していくことは、神奈川県にとって大きな使命です。また、博物館としての機能の充実と併せ、来館者サービスの向上も図ってもらわねばなりません。例えば、休館中のエレベーター更新、展示室照明のLED化などは着実に進めねばなりません。またデジタルの力を活用して、来館者が歴史的事象を複眼的に見ることの出来るような仕掛けも取り入れてほしいです。議会としても改修工事をフォローしながら、必要な点については指摘していく必要があるでしょう。
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3月28日