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公開日:2025.07.18

麻生消防3団体
防火防災へ連携誓い
創立40年、節目祝う

  • 祝賀会での鏡開き=提供

 麻生消防関係団体の麻生防火協会、麻生消防団、麻生消防研究会が7月、創立40周年を迎えた。住民の防火意識向上や災害活動、火災予防に尽力する3団体。6日には式典を行い、防火、防災への連携を改めて誓った。

 麻生防火協会(越畑好夫会長)、麻生消防団(碓井芳春団長)、麻生消防研究会(梶俊夫会長)は、多摩区からの分区に伴い、1985年7月に麻生消防署が開設された際に設立された。地域住民の防火思想の高揚や災害の防止、自主防火体制の確立などを目指してそれぞれ活動。現在、防火協会は町会や事業所などあわせて199の会員が所属し、消防団体への助成や火災予防の広報事業などを行う。消防団は138人の団員が、災害活動や市民への訓練指導などにあたる。消防研究会は32人が所属し、関係法令や危険物保全に関する研究、消防行事への協力などを行っている。

「活動に終わりない」

 6日には、「麻生消防関係団体創立40周年記念式典・祝賀会」をホテルモリノ新百合丘で開催。各団体や式典実行委員会、来賓を含め86人が参加した。あいさつに立った実行委員長の土方茂さん(前麻生防火協会会長、元消防団長)は、関係団体、事業者らへの支援に対し謝辞を述べた。また「この40年、麻生区では幸い大きな災害はないが、全国を見渡すとトカラ列島の地震や大船渡の森林火災など、災害が多発しており安心できない」と所感を語り、「40年の節目だが通過点であり活動に終わりはない。改めて今までの活動を再認識し、防火防災にあたっていただきたい」と表情を引き締めた。祝賀会ではステージで鏡開きが行われたほか、黒川囃子連が祝宴に華を添えた。

 式典を振り返り、土方実行委員長は「特色ある3団体が協力しあい防火防災の啓発にあたっていく。災害に備え、住民の方にも一人でも多くの人に関心をもってもらい、活動に参加してもらえたら」と話した。

 40周年に際し、3団体には川崎市長から功労表彰が贈られたほか、実行委員長からは長年の功績をたたえて3人に感謝状が贈呈された。表彰者は以下の通り(敬称略)

 ▽宮野敏男(麻生防火協会/前麻生区町会連合会会長)▽小澤智(麻生消防団/元消防団長)▽碓井美枝子(麻生消防研究会/元婦人消防隊委員長)

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