多摩区・麻生区 トップニュース社会
公開日:2025.09.05
多摩区ゆかり大学生
「子育て」テーマに始動
地域の魅力や課題探る
多摩区にゆかりのある大学の学生が、区の課題や魅力を知り、より良いまちづくりにつなげていく「たまなび」の今年度の活動が始まった。8月29日に第1回のプログラムとしてオリエンテーションが開かれ、集まった学生が今後の活動について説明を受けた。学生は今年度、「子育て」をテーマにさまざまな取り組みを展開していく。
たまなびは、多摩区にゆかりのある専修・明治・日本女子の3大学の学生を対象に多摩区役所が2018年から実施している「多摩区を知り・学び・実践する」連続プログラム。官学連携の取り組みとして川崎市(多摩区)と3大学が05年に締結し、今年で20周年となる「多摩区・3大学連携協議会」協定に基づいて実施されている。活動テーマはこれまでに、多摩区の食・農、多摩区ソーシャルデザインセンター(多摩SDC)との連携など多岐にわたる。
イベント立案も
今回、参加するのは12人。学生は8月29日、多摩区役所で初めて顔を合わせ、自己紹介などして緊張を解き、活動の目的や日程などを確認した。
今年度のテーマは「地域で見守る子育てしやすいまちづくり」。学生はワークショップや地域の「パパママ」へのインタビュー、子育てイベントの企画立案、実践を経て来年1月の活動報告会まで8回にわたりプログラムに取り組む。サポートメンバーとして、多摩SDCや子育て支援のNPO法人ままとんきっず、JTB川崎支店などが参加し、プログラム全体のファシリテーターを「RTF教育ラボ」代表の村上敬一さんが務める。村上さんは「8回の活動日以外にもコミュニケーションを取り合ってもらい、想像以上のアイデアが出てくることを期待したい。最終的に地域に愛着を深めてもらえたら」と話す。区企画課の佐藤直子課長は「この活動で多摩区を知り、いつか何かの機会に生かしてほしい」と思いを述べる。
「登戸の再開発などで転入してくるものの頼れる人が周りにおらず、子育てに不安を抱えているという人が多い」と多摩区の課題を語るのは、区保育・子育て総合支援センターの小林美樹さん。「将来、親として子育てをしていく世代の学生から、今の段階でどのような発想が出てくるのか楽しみ」と期待を込める。
大学で募集を知り、「刺激になれば」と応募した専修大学1年の高畑裕成さん(20)は、「普段接点のない人と関わることで視点や考え方が身になる。積極的に交流したい」と述べ、「取り組みの成果が目に見える形で表れたら良い。多摩区が子育てしやすい環境になれば」と抱負を語る。
2回目の活動として学生は9月14日(日)、多摩区役所で開かれる「パパと創る子育てデザインワークショップ」(午後1時30分〜3時30分/たまたま子育てまつりと同日開催)で案内・進行役を務める。詳細は同課【電話】044・935・3140。
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