戻る

多摩区・麻生区 トップニュース文化

公開日:2026.02.06

「一日限り」の音、響かせ
2月14日 吹奏楽イベント

  • 会場の麻生市民館を前にチラシを手にする新井さん=2月2日

    会場の麻生市民館を前にチラシを手にする新井さん=2月2日

 事前の合同練習は無し、当日のリハーサルのみで本番を迎える「1日限りの吹奏楽団in新百合ヶ丘」が、2月14日(土)に麻生市民館で開催される。「川崎市が推進する『音楽のまち』を盛り上げられたら」と企画者の新井健介さん(23)=麻生区王禅寺東在住=は思いを語る。

 吹奏楽経験者が年齢や所属を超えて集い、即席の吹奏楽団としてたった一日のリハーサルと本番に臨むという試み。参加者は各自で自主練習に励み、当日初めて全員で顔を合わせる。同実行委員会の代表を務める新井さんは、中学・高校で吹奏楽部、大学では合唱サークルに所属。4年制大学卒業後、桐朋学園芸術短期大学に入り直し、現在は声楽を学ぶ学生だ。社会人入学も多いという同大で、演奏の場が求められていることを実感してきた。「芸術・文化をビジネスとして成立させるのはなかなか難しい。音楽をやっていても就職などで忙しくなり、学校を卒業したら一気に活動の機会が減ってしまう。そういった人たちの演奏の場を作りたい」と新井さんは企画の趣旨を話す。「1日限り」としたのは、その制約の中で完成を目指す面白さや、仕事や家庭など、それぞれの忙しい日々の中で集まる機会を最小限にし、参加者の負担を軽くする意図もある。「完璧なものを目指すのではなく、音楽の楽しさを分かち合い、吹奏楽界を盛り上げることが目的。川崎市の芸術・文化の発展に寄与できたら」と展望を語る。

次につながる1回に

 新井さんは2年前の2023年12月、徐々に演奏者が増えていく演出で、総勢160人による第九の演奏会を横浜駅で開催。川崎市で同等の規模のイベントを企画したのは初めてだという。今回は半年前に企画を立て、昨年秋頃から団員募集を始め、現在までに100人ほどの申し込みがあった。ポスター制作やウェブサイトの立ち上げは自身で行っており「それだけでこんなに集まっているので、需要はかなりある」と感じる。関東近郊を中心に、親子で参加する人や育児中の母親など、小学生から50代までが参加を予定。「舞台で演奏することを楽しみにしている」という声も寄せられる。「音楽の世界は人とのつながりで発展していく面も大きい。初めて会う人同士で作り上げる演奏を通して、また違った形でつながっていくことも期待している」と新井さんは話す。成功したら同様のイベントを今後も企画していきたいという。「満足してもらえるか怖い気持ちもあるが、みんな吹奏楽が大好きな人たちでエネルギーは十分。形にして、これからも続けていけるような第1回になれば」と意気込みを語った。

 なお、当日の演奏は客席での鑑賞が可能。入場無料、出入り自由だが、希望者は事前申し込みに協力を。会場は麻生市民館大ホールで、入場はリハーサル中の午後6時30分頃から受け付ける。詳細・申し込みはメール(ensemblebase2025@gmail.com)、または【携帯電話】090・8204・3677。

ピックアップ

すべて見る

意見広告・議会報告

すべて見る

多摩区・麻生区 トップニュースの新着記事

多摩区・麻生区 トップニュースの記事を検索

コラム

コラム一覧

求人特集

  • LINE
  • X
  • Facebook
  • youtube
  • RSS