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公開日:2026.01.31

箱根DMO
訪日客の外食、AIで支援
飲食店検索、予約代行も

  • チャットやマップ機能などが備わる

    チャットやマップ機能などが備わる

 箱根町観光協会(箱根DMO)は、箱根を訪れる外国人旅行者向けに飲食店の検索や予約代行をAI(人工知能)が支援するWebサービスの提供を開始した。宿泊先で夕食を食べずに近隣の飲食店を利用したいという旅行者の需要に応えることで、観光体験や地域内消費につなげたい考えだ。

 飲食店AI予約サービス「レックリング」は、同協会が観光分野に特化したAIを開発する(株)トリップエックス(横浜市)と共同開発。昨年5月、観光庁が実施する「観光DX推進による地域活性化モデル実証事業」に採択された。

 スマホ上でチャット形式による操作が可能で、「肉料理が食べたい」「ホテルから近いところがいい」などの希望を入力すると、ジャンルや予算感、営業時間や店までの距離などをAIが整理して最適な候補を提案。言語は英語と中国語、韓国語に対応する。現在は湯本地区にある30店ほどの飲食店が掲載され、一部ではAI音声による電話予約も可能という。

 地区内のホテルや旅館とも連携し、宿泊の予約完了メールや施設内の二次元コードからサービスを利用することで、宿泊先の近くにある飲食店を可視化する仕組みも盛り込んだ。

「夕食なし」プランが7割

 サービス提供の背景には、外国人旅行者特有の「泊食分離」という観光文化がある。

 同社が箱根の宿泊施設に行った調査によると、インバウンドの約70%が素泊まりや一泊朝食付きなど「夕食なし」のプランを選んでおり、日本人宿泊者の約2・7倍に及んだ。一方で、言語の壁や予約の分かりにくさを理由に飲食店の利用を控え、コンビニなどで食事を済ませるケースも見られるという。

 同協会ではサービスを箱根での観光体験や地域内消費の促進につなげたいとし、箱根全域への展開も予定している。佐藤守専務理事は「インバウンドはもちろん日本の若い世代にも使いやすいライトなAIが、箱根の飲食予約で中心的な役割を果たすことを期待したい」と話した。

 箱根町の調べでは、2024年の入込観光客数は2千万人を突破し、宿泊客は約398万人で前年から横ばい。日本人宿泊客は微減だったものの、外国人宿泊客は約49万3千人で143%増加した。

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