戻る

多摩区・麻生区 トップニュース社会

公開日:2026.10.02

上麻生 浄慶寺に御三家 橋幸夫像 「いつでも夢を」永遠に

  • お披露目された銅像と手をつなぐ橋真由美さん

    お披露目された銅像と手をつなぐ橋真由美さん

 「柿生のあじさい寺」として知られる麻生区上麻生の浄慶寺で9月25日、昨年亡くなった歌手の橋幸夫さんをモチーフにしたブロンズ像のお披露目式が行われた。ユーモラスな羅漢像が並ぶ境内の本堂前に設置され、訪れる参拝者の新たな関心を集めている。

 約50年前、橋さんは父親が他界した際、徳川家康の生母の菩提寺として知られる「小石川傳通院(東京都文京区)」の檀家となった。浄慶寺は、麻生諦善氏が傳通院と住職を兼務するなど、ゆかりが深い。橋さんは約8年前から、アジサイの季節などに訪れるようになり、親交を深めてきた。

 パソコンを操作したりカップ麺をすすったりと、ユーモラスな羅漢像が約50体並ぶ境内。橋さんはそうした温かな雰囲気を「すごくいいな」と気に入っていたという。没後、「橋が生前愛着を寄せていたこの場所に、歌ってきたそのままの姿を残したい」と遺族が相談したところ、寺側が温かく受け入れる形で建立が実現した。

 顔の再現性の高さからブロンズ像が採用された。制作を手掛けたのは、日本レコード大賞のブロンズ像なども手掛ける著名な作家。半年の歳月をかけ完成した像は、高さ約120cm。着流しでマイクを持ち、歌う姿を表現している。「あの世に行っても現世の姿のまま不滅であるように」との願いが込められた像の周りには、拍手をしたりマイクを持ったりする羅漢像が寄り添い、まるで境内でコンサートが行われているかのような温かい空間となっている。

 お披露目の日には、橋さんが好きだったコスモスや彼岸花が像の周りを彩った。今後は毎年、秋の彼岸の時期に橋さんを偲ぶ「秋の幸運忌祭」を開催する予定だという。寺の関係者は「ブロンズ像は初めてだが、これを機会に多くの方にきてもらえれば」と思いを話す。妻の真由美さんは「橋幸夫を愛してくれた全国の方々や地域のみなさんが集まり、一緒に『いつでも夢を』を口ずさめるような憩いの場になってほしい」と笑顔で語った。

多摩区・麻生区 人気記事ランキング

  • 前日
  • 1週間
  • 1か月

多摩区・麻生区 人気記事ランキング

  • 前日
  • 1週間
  • 1か月

ピックアップ

すべて見る

意見広告・議会報告

すべて見る

多摩区・麻生区 トップニュースの新着記事

多摩区・麻生区 トップニュースの記事を検索

コラム

コラム一覧

  • LINE
  • X
  • Facebook
  • youtube
  • RSS