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中原区版 公開:2011年5月27日 エリアトップへ

5月11日に中原そば商組合の組合長に就任した 佐藤 敏彦さん 区内上平間在住 58歳

公開:2011年5月27日

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守る伝統と新たな挑戦

 ○…区内29の蕎麦店で構成される中原そば商組合の組合長に就任した。新体制では役員が全て2代目の若手に変わった。「年々会員が減り、組合にとって厳しい時代を迎えているが、だからこそ柔軟なアイデアと行動力が大切」と若い力に期待を込める。最近ではそば粉の製造企業と協力し、とどろきアリーナに避難する被災者に近隣蕎麦店で利用できる食券を配布した。「美味しいおそばを食べて元気になってほしい」。精一杯の気持ちを込めた支援は好評だった。

 ○…平間にある「美好屋」2代目。大学時代から父親の手伝いで出前をしていた。本格的に店を継ぐことになったのは大学卒業後。「自分の信念を貫く頑固者だった」という父親から職人としてのいろはを学んだ。その父親は平成4年に他界。自分なりの店づくりをスタートさせた。「最初は馴染みのお客さんも離れていった」と新しいやり方に不安が募り心労の絶えない日々を過ごしたが、シンプルモダンの当時斬新な蕎麦店に雑誌などが目をつけ、徐々に人気が出てきた。「時代が変わる中で、父から継いだ伝統の味を守り続けながら新しいことにチャレンジすることが大切」 

 ○…母親と夫人、娘3人の6人暮らし。店の手伝いをしてくれるのは3人の看板娘。「接客が上手だと食事も美味しくなるってお客さんによく誉められてね」と嬉しそうに話す。新メニューを決めるときは3人の厳しい審査が入る。「審査を通らないとお店には出せない。厳しいですよ」と苦笑いするが「だからこそ楽しくメニューが考えられる」と幸せな表情を浮かべる。

 ○…10月に横浜市瀬谷区で開催される蕎麦の花ふれあい祭りや新日本学園への慰問活動は組合として欠かせない年間活動になっている。「地域とふれあうことで私たちも元気をもらえる。皆の笑顔が一番」。今後は他地区との連携を深め「蕎麦屋を盛り上げたい」と意気込んでいる。
 

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