宮内中 サッカー部県初優勝 市4位通過の逆境をバネに
神奈川県中学校総合体育大会サッカー決勝戦が2日、平塚競技場で行われ宮内中学校サッカー部(京免徹監督)が藤ヶ岡中を破り初優勝を飾った。
同大会は各地区予選を勝ち上がった32校によるトーナメント戦で行われた。同中サッカー部は川崎地区を予選通過ラインギリギリの4位で県大会への出場権を得たが、京免監督は「選手たちは市予選で中野島中、宮前平中に2連敗し相当悔しがっていた。負けたことで弱点を見直すいい機会になった」と話す。
県大会までわずか2週間という短期間に、最大の課題であるメンタルを成長させるため「苦しいとき程声を掛け合うこと、何があっても人のせいにしないこと」をチームの約束事とした。その結果、精神的に強くなったことは勿論、チームに一体感が生まれたことで今回の快進撃に繋がった。
準々決勝の神明中、準決勝の本郷中戦はともに60分では決着がつかず、もつれた試合を制した。「最後まで粘れる試合が出来るようになった」と京免監督。
決勝戦では、前半に先制されたものの、後半3点を決めて逆転勝利した。部長の行方勇輝くんは「敗戦からチームが精神的に強くなった。絶対に諦めなかったことが勝因」と話し、決勝で2ゴールを決めた目代浩樹くんは「宮内中らしいサッカーができて良かった。自分達のサッカーが出来れば勝てることが証明できた」と話した。
関東大会へ挑戦
尚、決勝戦を戦った2チームは7日から、東京都で開催される関東大会に出場する。宮内中学校サッカー部が関東大会に出場するのは初めて。
初戦の対戦校や日程はまだ決まっていないが、この勢いのまま優勝を目指す。 京免監督は「目標にしていた県大会優勝が達成できて良かった。明日にも選手たちと話し合って更に上の目標を決めたい」と話し、「選手たちが一生懸命サッカーが出来るのも保護者や地域の方のおかげ、関東大会での活躍も応援していただければ」とお礼を伝えた。60人いる部員たちは「絶対優勝」と意気込んでいる。
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3月29日
3月22日