図書館が高層マンションに 来年4月頃に開館予定
来春、武蔵小杉南口地区西街区に建設中のマンション内へ移転することが決まっている中原図書館(田辺浩嗣館長)の概要が明らかになってきた。また、現中原図書館は12月29日(土)から臨時休館となる。
中原図書館は、1960年の開館から50年以上が経過し老朽化が目立っていることから、小杉の再開発に伴い移転することが決まっていた。
その新中原図書館の移転先は、小杉再開発の西街区に建設中の地上39階建「エクラスタワー」の5・6階。開館予定は来年4月頃で、総面積は約4500平方メートルとなり現在の2倍近くになる見込み。蔵書も33万冊から45万冊に増やす。また、新たに導入されるのが「ICチップ」で、その主な目的は盗難防止だ。市内の図書館では昨年一年間で約1万冊もの盗難被害に遭っており、ICチップを全ての本に取り付けることで盗難防止が期待できるという。また、欲しい本を目の前までコンピューターが運んでくれる自動書庫を新設する他、インターネットコーナーも2台から14台に増設。さらに、子どもたちが読み聞かせに集中できるための球形ブースなどを整え児童図書コーナーも拡大する。
12月29日から休館
この移転に伴い、現中原図書館で本の貸出などの利用ができるのは12月28日まで。28日までに予約した本を受け取れなかった利用者のみ、2月末まで設置予定の「臨時窓口」で受け取りが可能となる。
田辺館長は「緑に囲まれた図書館が今度は高層マンション内となり、とまどう方もいると思うが、施設は広くエレベーターやバリアフリーも整う。使い易い図書館になるよう職員一同で努力していきたい」と話す。
最後のイベント
また12月2日(日)に、現中原図書館で最後のイベント「ほんのもり」を開催する。ボランティアグループによる絵本のお話し会やリサイクル本の配布、工作コーナーなど親子で楽しめる企画を。午前10時30分から午後2時30分まで。
問い合わせは、中原図書館【電話】044・722・4932まで。
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4月19日
4月12日