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中原区版 公開:2015年12月4日 エリアトップへ

先月行われた県高校総合文化祭放送情報部門大会で、「朗読部門」で優勝した 中澤 佳亮(けいすけ)さん 法政二高1年 15歳

公開:2015年12月4日

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声で膨らませる表現と夢

 ○…県内の高校生85人がエントリーした朗読部門で、1年生ながら優勝を果たした。神奈川県にゆかりの作品をテーマに課された中で選んだのは、湘南を舞台とした芥川龍之介の小説「蜃気楼」。本番2カ月前から練習を重ねてきた原文の一部を、緊張感をおさえ読み上げた。発音やテンポ、表現力などが評価され、「まさか僕が。すぐに実感が湧かず、帰りの電車内で嬉しさが込み上げてきて先輩や親に報告しました」と微笑む。次なるステージは全国。「県代表である以上、1位をめざしたい」と貪欲だ。

 ○…小学校の頃からアニメが好きで、TVを観ているうちに声優に興味が湧いていった。「声で表現することへの魅力」を感じ、高校入学と同時に放送部へ入部。「地味なイメージと違って活動は活発。先輩も優しいし、とても良い雰囲気です」と充実した学生生活を送る。自らの性格も変えた。「中学時代は内気な面があったけど、いつまでも殻にこもっていてはダメだなと。明るい気持ちで世界を広げていくことが、声で表現できる幅を膨らませていくんじゃないかなって」

 ○…両親と姉の4人家族。姉が通う高校の学祭に友人と出掛けた時、姉が所属するゴスペル部のコンサートを目にした。「家ではあまり会話を交わさない姉の普段とは違う一面が刺激になった」。照れ臭さをおさえ、メールで「良かったよ」と送信。今も自分の糧になっている。趣味はギター。「朗読を練習している中での気分転換。音楽が好きなので、幾つか曲を弾けるようになりたいですね」

 ○…今は、「声優」という夢を叶えるための通過点と捉えている。通学途中の電車内で先輩たちの朗読をイヤホンで聴くのも、TVアニメから流れてくる声優たちの演技を研究するのも、全ては成長のため。「周囲からの助言一つ一つに、聞く耳をもっていきたい」。大切な家族や仲間に囲まれた若き語り手が、夢に向けてその輪を広げていく。

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