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中原区版 公開:2017年2月17日 エリアトップへ

地元でボランティア公演をするなど活動70年のプロマジシャン 黒崎 正博さん 宮内在住 75歳

公開:2017年2月17日

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マジックこそが元気の源

 ○…横浜中華街での定期公演やイベントに多数出演する傍ら、地元高齢者施設などをボランティアで回ってマジックを披露している。「日本人の500万人が認知症と言われるが、マジックは見ても、実際にやっても認知症予防につながる」。実際に施設に赴いて感じるのは「観客が喜んでくれるとそのエネルギーが自分に跳ね返ってくる」ということ。同時に地元への恩返しの気持ちもある。

 ○…マジックに出合ったのは幼少期。タネや仕掛けがあるとは知らず、叔父が披露したマジックに「世の中にはこんな不思議なことがあるのか」と魅力に取りつかれた。街頭や近くのデパートで実演を行うマジシャンを見つけては通い詰めて、「教えてほしい」と頼み込んだ。大学に入ってからは奇術愛好会を創設。OBは現在1200人を超えた。社会人になってもマジックを極め続け、マジック会のアカデミー賞授賞式ともいわれる米国アカデミー・オブマジカルアーツのパーティーに日本人初のスペシャルゲストとして招待されるまでに。「僕は人一倍不器用。でも、その分繰り返し練習しようとする。だから不器用が一番強いんですよ」

 ○…休日は夫人と買い物に行くことが多い。そこでも「この素材をああやって使ったら…」とマジックの研究は欠かさない。最大の息抜きは本番での発表。「何百回やっても同じ公演は二度とない。お客さんも変わるしそれに応じて自分のショーも変わる。毎回違う問いかけや驚いた反応を見るのが最大の楽しみであり、息抜き」

 ○…100円ショップで販売されているマジック商品の企画にも携わり、販売個数は16年間で1千400万個を超え、ギネス申請を目指す。野望は東京にアメリカのマジックキャッスルのようなマジックの殿堂を作り、認知症の人のために公演をすること。「もっとマジックの力を、魅力を知って元気になってほしい」。その思いで奔走する。

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