♪水田を潤して来し二ヶ領の流れに沿いしマンガ寺―。
5月20日、大谷戸小学校(石塚綾子校長)で行われた運動会で、今年も地域の曲「GO!GO!中原」が披露された。地元で不動産業を営む松原重郎さん(85)の歌声に合わせて、全校児童が歌って踊り、保護者らとともに一体感に包まれた。
「GO!GO!中原」は、松原さんの夫人・佳江さんが2002年に作詞し、当時中原区役所で区歌を公募した際に入賞した作品。その後、作曲家に依頼し曲として完成、その収録の際には当時の大谷戸小の児童が”お囃子”の担当として参加した。そんな縁から、大谷戸小では2008年から運動会で歌われるようになり、踊りの振り付けも地元で日本舞踊の普及に努める若柳吉佐さんが行うなど、まさに地域一体の「特別種目」となっている。
運動会が近くなると、全校児童はビデオなどを見て歌と踊りを覚えるという。石塚校長は「(GO!GO!中原は)子どもたちにとって詩は難しいかもしれないが、中原区の歴史や名所などが書かれ、味わいのある素晴らしい歌。踊りやすいようで、3年生くらいになるともう身体に染みついているようす」と話す。
今年も檀上で美声を響かせ、児童とともに運動会を楽しんだ松原さんは「長く継続して取り入れて頂けるのは嬉しいこと。児童が楽しんでいる姿を見られることが幸せ。私の体力が続く限り続けていれば」と笑顔で話していた。
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