区内の「すみよしユニバーサルホッケークラブ」の4年生チームが、今月9日に八王子市で行われた全国ネオホッケー大会(日本フロアボール連盟主催)で優勝した。保護者、学校、地域が一丸となり栄光を掴んだ。
ユニバーサルホッケー(フロアボール)とは、1チーム6人制でプラスチック製のスティックを手にボールを奪い合い、得点を競うスポーツ。アイスホッケーを室内のフロアで行えるようにした競技で、年齢問わず楽しめるのが魅力だ。
優勝した4年生チームのメンバーは、東住吉小など区内の小学校に通う児童10人。全国から22チームがエントリーした予選リーグを突破すると、トーナメント戦も勝ち進み優勝を決めた。キャプテンの山下賢剛君(東住吉小4年)は「優勝した瞬間はみんなで喜びあった。保育園からの幼馴染みも多くチームワークが良かった」と笑顔をみせた。代表の山下孝子さん(51)も「練習の時以上のパフォーマンスをみせてくれた」と目を細めた。
クラブが発足したのは2003年。当時こども文化センターで行われていたミニホッケーが打ち切りとなり、存続を願う声を受けて山下さんが立ち上げた。今では小学生40人の他、中学生や成人も所属。東住吉小の体育館などを借り、毎週、1日数時間の練習に励む。
児童の指導にあたる監督やコーチは、メンバーの保護者らが中心。クラブの卒業生らもサポートに加わる。「保護者、地域が一丸となって掴んだ優勝。学校の理解もあってこそ」と山下さん。15日には東住吉小の教員らに優勝を報告。志村辰也校長からは「当校の体育館で練習し全国を制したのは嬉しい。今後も頑張って下さい」と労いの言葉が贈られた。
2020東京五輪の公式種目の候補にもあがったこの競技。山下さんは「日本での認知度はまだ低い。地元から周知を図りたい」と力を込めた。
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