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中原区 人物風土記

公開日:2018.10.05

なかはら食のみまもり会の代表を務める
瀧澤 みや子さん
小杉町在住 70歳

「食」で前向きに生きる

 ○…地域の健康づくりを食で支援しようと、幅広い世代の管理栄養士5人が集まった「なかはら食のみまもり会」で代表を務める。防災食、介護食などのテーマで啓発活動を行ってきた。子育て世代が増える中原区に必要ではと先月、メンバーのアイデアでパパのための離乳食講座を会として初開催。「皆さんの協力で、いろんなアイデアが出てくる。今後も仲間を増やして頑張りたい」

 ○…自身が管理栄養士を目指したのは大学進学時。当時新設される新しい専攻に惹かれ、気軽に資格を取得した。栄養士の手応えを感じたのは23歳の頃に就職してから。川崎市役所衛生局で、子どもから高齢者までさまざまな地域の人の「食の悩み」に寄り添ううちに気づいたことがある。「食べることは精神面とつながっている。食に興味がある人は、生きることに興味がある人。元気がない人には食生活のアドバイスだけでなく、生活習慣から原因を探ることが大切。食事が、その人が変わるきっかけになれば」

 ○…東京都出身。結婚を機に川崎へ。子育てしながら仕事を続け、定年まで勤め上げた。干支の亥年生まれの通り「猪突猛進な性格」で興味を持ったことには一直線だ。長年の仕事を通じて、自身に足りないと感じていた心理面のケアに関する知識や東洋医学への興味が深まり、定年後に認定心理士や国際薬膳師の資格を取得。現在は放送大学で生活と福祉について学んでいる。

 ○…今後は、地域課題でもある在宅訪問支援の多職種連携について、医師や介護士などの中に管理栄養士も入っていかなければと考えている。「食べることは、前向きに生きることにつながっている。地域の中で管理栄養士としてできることは何か。食を通してサポートしたい」

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