昨年7月に行われた、中体連の全国大会出場につながる「全日本中学校通信陸上競技神奈川県大会」(以下、通信大会)100mに出場し、(11・26秒)で2位に。関東大会では優勝を果たし、昨年度の100m、200m、400mリレーでは川崎市年間最高記録を樹立。成長著しい中原区期待のエースだ。
しかし、目標にしていた全国大会出場の条件となる参加標準記録(11・20秒)を切ることはできなかった。「関東で1位になれたのは嬉しかったけど、通信大会の2位は悔しかった。あと0・06秒速ければ、全国大会に進めた」と悔しさをにじませる。
現在は3年生のラストチャンスを懸けた、7月の通信大会に向けて日々練習を行う。「今意識しているのはスピードと動き」。股関節周りの筋肉を鍛え可動域を広げるためのハードルを使ったドリル練習や、スタートの瞬発力を上げるためスターティングブロックを使うなど、本番を意識した練習を行う。
陸上を始めたのは小学1年生のとき。友人に誘われて、地域スポーツクラブ「かわさきスポーツドリーマーズ」に参加した。「大会に出る度にタイムが上がるのが嬉しかった」。4年生になると陸上競技専門のクラブ「カジャック」に所属。6年生で出場した県大会100mで優勝し、全国大会では3位の成績を残した。
「タイムは自然に上がるものだから、一つひとつの大会で全力を尽くせればと思ってやっている」と冷静に前を見据える。将来は「世界で活躍できるレベルになりたい。目指すのは日本選手権」。夢に向かって走り続ける。
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