「すみよしユニバーサルホッケークラブ(山下孝子代表)」に所属する男子高校生3人が5月8日から、カナダで開催されたフロアボールの世界大会にU―19日本代表として出場した。接戦で敗れたものの健闘をみせた。
フロアボールは、室内コートで行うアイスホッケーに似たスポーツ。1チーム6人制で、スティックを用いてプラスチック製のボールを奪い合いながら、相手ゴールを狙う。試合中の選手交代が多く、全力プレーによるスピード感が魅力の一つ。
日本代表はアジアオセアニア予選を1位で通過。迎えた本選ではロシア、ポーランド、アメリカにそれぞれ1点差で惜しくも敗退。最終のニュージーランド戦で圧勝し、参加16カ国中15位となった。
東住吉小学校を拠点に活動する同クラブから代表入りしたのは、坂詰友一朗さん(17)、田上凱さん(16)、金子耀さん(16)の3人。主将の坂詰さんは「前回よりいい成績で良かったが、惜しい戦いが多かった。体力など、終盤の粘り強さが課題」と振り返った。田上さんは「初の海外遠征で、体格差など不安や緊張があった。実際にプレーしてみたら、(海外選手に)追いつけそうな気がした」と手応えを語った。
3人は東住吉小学校出身で、同校の体育館で幼い頃からフロアボールを始めた。金子さんは競技の魅力を「バスケと同じくらい試合展開が早いのに、点がなかなか入らないところが面白い。だからこそ、より得点への意欲が湧く」と話す。
同クラブは、2003年に当時の小学生約10人とその保護者で発足。現在は小中高生がおよそ50人所属するほか、幼児や大学生、大人もプレーできるチームだ。女子の日本代表に選ばれた選手も所属しており、自由な雰囲気ながら実力者を輩出している。
子どもたちを長年指導する山下コーチは「この競技が子供のころから好きで、ずっと続けている子が多い。楽しく練習できていることが、長く続けられる要因では」と話している。
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