中原区版 掲載号:2019年8月30日号 エリアトップへ

井田中出身岡田秀太さん 恩師の愛情を胸に世界へ 知的障がい者フットサルで

スポーツ

掲載号:2019年8月30日号

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木村教諭と岡田さん(右)
木村教諭と岡田さん(右)

 市立井田中学校出身の岡田秀太さん(16)が、今年10月にオーストラリアで開催される、知的障がい者フットサルの世界大会に日本代表として挑む。成長を後押しした中学時代のサッカー部の恩師とは今も交流を続けており、恩返しを誓う。

 岡田さんの強みは、左足でのプレー。また、リフティングやドリブルなどの積み重ねで培った技術力の高さも評価されている。毎日のストレッチやランニングなど決めたメニューは欠かさない。10月の大会に向けて岡田さんは、「世界と戦えるのが楽しみ。チャレンジャーとして思う存分暴れたい。目指すは優勝」と意気込む。

 岡田さんは小学校入学前に、軽度知的障がいを伴う自閉症スペクトラムと診断された。小学1年生から4年生まで地元のサッカークラブ「FC中原」に所属していたが、こだわりが強い特性などから周囲との摩擦や馴染めないこともあったという。

 転機は、地元の市立井田中学校でサッカー部に入部したとき。そこで出会ったのが、顧問の木村有志教諭だった。道具の整理整頓やあいさつといった基本から、サッカーへの情熱、チームワークの大切さを教わった。また、3年生のときには後輩の試合で監督を経験。「後輩の前に立って、順序だてて話す訓練をさせたかった」と木村教諭。

 岡田さんは木村教諭を「自分にサッカーを改めて教えてくれた先生。今では試合中の仲間と、自然にコミュニケーションや声出しができるようになった」と話す。今でも母校のグラウンドで練習するなど交流がある。

 岡田さんは現在高校に通いながら、知的障がい者のサッカーチーム「横浜F・マリノスフトゥーロ」に所属し、サッカーを続けている。10月、恩師の愛情を胸に世界の舞台へ挑む。
 

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