中原区版 掲載号:2019年11月8日号 エリアトップへ

被災地支援を行った川崎建設業協会副会長で、(株)重田組の代表取締役 重田 洋一さん 上丸子山王町在住 50歳

掲載号:2019年11月8日号

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活動の源は「地元愛」

 ○…10月の台風19号により、上丸子山王町に構える自社の家屋が浸水被害に見舞われた。60年以上、地元で水道や道路の公共工事を手掛けてきた責務もあり、翌朝から約10日間にわたって自らの重機を稼働させ、周辺道路の泥の撤去作業にあたった。副会長を務める川崎建設業協会でも会員企業と協力し、家庭から出された災害ごみの撤去にあたった。「緊急時だから、作業しながらその場で段取りを決めて。とにかく人手が必要で同業の仲間にも助けられたよ」と振り返る。

 ○…大学卒業後、一度は小売業に就職。二代続く家業を継ぐ予定はなかったが、転機は20代半ばのとき。大好きだった初代の祖父から、亡くなる直前「いつ戻るんだ?」と言葉を掛けられた。「自ら親父に頭を下げて、一社員として履歴書を持っていってね。最初は仕事のことが分からず、よく怒られたもんだよ」。そんな父も31歳のとき他界。父に代わって三代目の代表に就き、現場から営業までをこなした。「厳しい時期もあったけど、親父の代から支えてくれた社員たちは宝物」と思いを込める。

 ○…趣味はサーフィンとゴルフで、週末には仲間と房総半島や湘南に出掛ける。「仕事も遊びも全力だね。特にサーフィンは1年中。波に乗る時間は無心になれるんだよ」と笑みを浮かべる。地元が好きで「お祭り男」。「毎年、日枝神社の例大祭で皆で神輿を担ぐのが楽しみ」と笑う。

 ○…今後も、武蔵小杉駅周辺のインフラの立ち合い検査や回収した残土の処理など、復興作業がまだ続く。「今回の教訓を生かして、防災計画を深めていく必要があると痛感した。行政と地域の諸団体が、もっと密に手を取り合わないと。地元企業の専門性を活かして協力していきたい」。

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