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中原区 人物風土記

公開日:2020.08.21

多摩川の河川敷で花を育てる「多摩川園芸クラブ」の代表を務める
早坂 政博さん
小杉陣屋町在住 70歳

常に、今が「花盛り」

 ○…「河川敷は静かでいいよ。朝方に来て朝陽が昇る中、黙々と花の手入れをするといい汗がかける」。多摩川沿いを散歩中に知り合いから声を掛けられ入会して約30年。所有する24坪の花壇は昨年の台風19号で大きな被害を受けたが、今はひまわりが咲き誇るほどに回復。「通りすがりの人が楽しそうに花を眺める姿を見るとうれしくてね。何十人もの人に切り花をプレゼントしてきたよ」と爽やかな表情を浮かべる。

 ○…埼玉県川口市で生まれ、幼少期に小杉陣屋町へ引越し。今秋、古希祝いに母校の西丸子小と中原中の合同同窓会を企画し、同級生一人ひとりに卒業アルバムを使った特製の案内状を作成した。しかし、送付直前で新型コロナの影響により中止を決定。「封を開けたときにわっと驚くみんなの顔を想像していたから本当に残念。でも、切手を貼る前で良かった」と、何事もポジティブ思考で笑い飛ばす。

 ○…現在は妻と娘家族との5人暮らし。幼い頃から可愛がってきた孫が今年成人を迎えた。「あっという間に成長して、感慨深いよ。この間は生まれ年のワインを贈って一緒に飲んだ」と頬を緩ませる。毎晩のように孫と酒を酌み交わすのが、至福のひとときだ。

 ○…モットーは「生涯、現役」。何事も選り好みせずに挑戦する姿勢を貫いてきた。下河原小の用務員として働きながら町内会の活動にも励む日々。最近はオンラインのパズルゲームにも挑戦する。「気になって始めてみたら面白くて。すぐにはまっちゃった」と目を輝かせる。あえて夢を持たずに生きるのは「やりたいと思ったらすぐにやるようにしているから」。果て無き行動力で「昨日よりも充実した今日」を生きる。

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