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中原区版 公開:2020年10月9日 エリアトップへ

住民主体で挑む防災 パークシティ武蔵小杉SFT

コミュニティ教育

公開:2020年10月9日

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(左から)海老澤理事長と本平さん
(左から)海老澤理事長と本平さん

 武蔵小杉の高層マンションの中でも被害の大きかった「ステーションフォレストタワー(SFT)」。SFTには、周辺エリアの治水を目的とした貯水槽が地下4階にある。台風直撃当日、大量の雨水が貯水槽から溢れ、地下3階の電気・機械室へと浸水し午前2時頃に停電。簡易的な復旧まで1週間を要した。

 管理組合は被災後、原因調査、再発防止策の検証を担う部隊を住民ボランティアで組織。同管理組合の海老澤理事長は「エンジニアや弁護士、建築学科の院生など、専門性を持つメンバーが先頭に立つことで、行政や施工会社、管理会社の方々も協力的になってくれた」と振り返る。また、エレベーターが使えなくなった住民同士の情報共有のため、本平さんがスマホアプリ「LINE」で住民のうち890人で交流を試みるなど、住民主体で様々な対策に取り組んだ。「地域に関わる沢山の人と接し、住民だけでなく、地域との絆も強くなったように感じました」と本平さん。

 今季に備え、貯水槽への雨水流入を防ぐためバルブを設置。1階の出入り口箇所には止水版を設置できるように。現在はハザードマップで想定されている大雨に備えるため、対策案の検証を続けている。

 「被災をきっかけに自分のマンションに興味をもつ人が増えた。オーナーとして判断しようという意識が高まったと思う」と海老澤理事長。
 

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