神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
中原区版 公開:2020年10月16日 エリアトップへ

公文書館シリーズ Vol.2 幻の川崎モノレールを辿る

文化

公開:2020年10月16日

  • X
  • LINE
  • hatena
歴史的公文書(B657)「図5-23 車両のデザイン」(「昭和55年度都市モノレール計画関連基礎調査報告書(その2)」)=同館提供
歴史的公文書(B657)「図5-23 車両のデザイン」(「昭和55年度都市モノレール計画関連基礎調査報告書(その2)」)=同館提供

 川崎市公文書館(宮内4の1の1)では、企画展「『交通空白地』をなくせ〜幻の川崎モノレール〜」を開催している。来年3月31日まで。

 横浜市営地下鉄が新百合ヶ丘駅まで延伸することが決まったことを機に企画。市議会の資料や、車両デザイン図などが展示されている。

 戦後、ベッドタウンとして人口増加が進んだ川崎市西北部と、工場地帯だった臨海部の交通手段の強化が求められるようになった。1963年に、当時の金刺不二太郎市長が交通手段充実化を言及。次の伊藤三郎市長のもと、1972年頃からモノレール計画が具体化されていき、調査や市民アンケートなどを経て、昭和後期に土地の不足と運営事業者の問題で頓挫するまでを資料で辿っている。

車両名はタウンライナー

 目玉資料の一つが、車両のデザイン画(=写真上)で、TownLiner(タウンライナー)と命名されていることが分かる。その他、配色が施されたデザイン画3点や、多摩区と高津区を中心として駅名一覧、溝ノ口駅のイメージ図など、計画が進んでいたことが窺える資料がそろっている。

 子ども向けの説明パネルも設置され、幅広い世代が楽しめる工夫も。担当者は「自分の住んでいる地域にモノレールや駅ができていたらどうだっただろうと想像しながら展示を楽しんでほしい」と話している。

 入場無料。開館時間は午前8時30分から午後5時まで。月曜・祝日は休館(月曜が祝日の場合、火曜休館)。問い合わせは、同館【電話】044・733・3933へ。

歴史的公文書(B20)「溝ノ口駅(1駅)透視図」(「昭和51年度都市モノレール計画基礎調査報告書」)=同館提供
歴史的公文書(B20)「溝ノ口駅(1駅)透視図」(「昭和51年度都市モノレール計画基礎調査報告書」)=同館提供

中原区版のローカルニュース最新6

50年の歴史 写真・動画で

50年の歴史 写真・動画で

中原市民館が募集

4月24日

下新城 2年ぶり優勝

下新城 2年ぶり優勝

中子連ドッヂボール大会

4月23日

精神疾患者 支援を考える

精神疾患者 支援を考える

5月14日 市総合自治会館

4月22日

子ども向け絵本講座

子ども向け絵本講座

5月、中原市民館で

4月20日

初代市長石井氏を語る

市制100周年事業

初代市長石井氏を語る

市観光協会会長ら登壇

4月19日

人口155万人を突破

川崎市

人口155万人を突破

政令自治体で6位の規模

4月19日

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

  • 4月19日0:00更新

  • 4月12日0:00更新

  • 4月5日0:00更新

中原区版のあっとほーむデスク一覧へ

コラム一覧へ

中原区版のコラム一覧へ

バックナンバー最新号:2024年4月24日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook