中原区
公開日:2020.11.27
―住吉小学校120周年記念―
誇り胸に、未来拓く一歩を
地域へ感謝込め 式典で発表
川崎市立住吉小学校が今年、創立120周年を迎えた。11月21日には同校体育館で記念式典を開催。感染拡大防止のため会場参加は5、6年生のみで、他学年は生配信される式典を各教室からモニター越しに見学した。歴代校長やPTA、地元関係者ら来賓も集い、校舎全体は祝福の雰囲気に包まれた。
120周年のスローガンは「ふみ出そう一歩 広げよう感動」。勇気を出して一歩を踏み出し、その勇気を周囲にいる多くの人に広げてほしいという児童への思いが込められている。
各学年の発表は「大好き すみよし」をテーマにし、それぞれ工夫を凝らした動画を作成。学校や地域への思いを込めた。渋川沿いの「住吉桜」をモチーフにしたマスコットキャラ「すみさく」が案内役となり、スローガンが書かれたたすきを次に発表する学年に手渡すことで離れた教室から式典に参加。一体感がもたらされた。
1年生は「住吉小の素敵なところをみんなに伝えたい」と、探検隊に扮して校内を調査。歴代校長や校内にある桜やイチョウの木々を紹介した。2年生の発表は国語の授業で習った「スイミー」が題材になっている。「すみよしの海」に住む孤独な魚「スイミー」がブレーメン通り商店街などを巡り元気になるというオリジナルの物語で、地域の魅力を伝えた。3年生は「夢をかなえてドラえもん」の替え歌を披露。地元住民ら協力のもと、児童らが考えた歌詞に合わせてミュージックビデオを撮影。体育館には明るい歌声が響き渡った。4年生は、どんな人でも利用しやすい設計「ユニバーサルデザイン」をテーマに発表した。授業で学んだ知識を生かして適用されている場所を駅や校内で探し、その重要性を報告した。5年生は新型コロナの影響で中止となった自然教室の代替イベントについて報告。夜の同校で星空観察や宝探しなどを行ったことを「特別な日」と銘打ち、ニュース形式で伝えた。6年生は、児童4人が体育館の舞台に登壇し、事前収録した動画に映る仲間との対話形式で120年の歴史を紹介。全学年が同じ教室で勉強していた時代や火事で職員室や校長室が燃えてしまった過去などを伝えた。
最後は同校に在籍した全児童を代表し「この式典は120年間の恩返しの一部。感謝の思いを込めて未来へバトンをつなぎたい」と述べ、会場は温かい拍手に包まれた。
感染防止にアイデア凝らし
5、6年生が行った入退場やオープニングセレモニーでの演奏にも工夫が見られた。生演奏を行った代表児童らは、事前に収録した仲間の演奏に合わせて楽器を奏で、体育館には息のあった合奏が響いた。また、式典最後の題目「みんなで校歌」では声は出さず、事前に収録した歌声に合わせて心の中で斉唱した。
式典では各教室の様子を会場のスクリーンに映し生配信する場面も。教室から見守る1から4年生の児童らは「120歳おめでとう」と大きな声で祝福コメントを送るなどし、会場にいた来賓に元気な姿を見せた。
(住吉小)記念式典
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