神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
中原区版 公開:2021年1月8日 エリアトップへ

イスズ 「脱炭素ハウス」太陽光で実現 オフグリッドで災害対策にも

社会

公開:2021年1月8日

  • X
  • LINE
  • hatena
三浦市に建設したログハウス(上)、同社の鈴木会長
三浦市に建設したログハウス(上)、同社の鈴木会長

 自然エネルギー事業や建築業などを手掛ける(株)イスズ(今井南町)が昨年、太陽光だけで電気や湯をまかなう、二酸化炭素(CO2)を排出しないログハウスを三浦市に建設した。

 屋根に取り付けた太陽光電池と太陽光温水パネルで、生活に必要な電気と湯を作る。作った電気を備蓄する蓄電池や電気自動車用の充電コンセント、雨水タンクなども備える。敷地内には、おがくずに含まれる微生物でし尿を分解する「バイオトイレ」も設置した。電力会社の送電網(グリッド)に頼らない「オフグリッド」で、トイレは水を必要としないため、災害にも強いという。

 同社の鈴木和彦会長は1970年代のオイルショックで、石油資源に依存しない発電の必要性を感じたという。約30年前に太陽光発電事業を始め、20年ほど前には建設業も手掛けるように。「両方のノウハウがあるからこそ実現した」と鈴木会長。

 先行して製作した、同様の仕組みのトレーラーハウスは、2019年に川崎市の「低CO2川崎ブランド」で大賞を受賞。鈴木会長は「一般家庭から排出されるCO2は莫大。このままでは地球がもたない。いつか、CO2を出さない家を作りたいと思っていた」と話す。

脱炭素戦略も後押し

 川崎市が昨年11月に発表した、2050年までのCO2排出量実質ゼロを目指す「かわさきカーボンゼロチャレンジ」にも合致する取り組みで、同月には福田紀彦市長も視察に訪れた。市内にトレーラーハウスを設置する計画も進行しているという。

 ログハウスは、事前連絡で見学も可能。

中原区版のローカルニュース最新6

地域医療支援病院に

井田病院

地域医療支援病院に

紹介率など要件クリア

4月25日

50年の歴史 写真・動画で

50年の歴史 写真・動画で

中原市民館が募集

4月24日

下新城 2年ぶり優勝

下新城 2年ぶり優勝

中子連ドッヂボール大会

4月23日

精神疾患者 支援を考える

精神疾患者 支援を考える

5月14日 市総合自治会館

4月22日

子ども向け絵本講座

子ども向け絵本講座

5月、中原市民館で

4月20日

人口155万人を突破

川崎市

人口155万人を突破

政令自治体で6位の規模

4月19日

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

  • 4月19日0:00更新

  • 4月12日0:00更新

  • 4月5日0:00更新

中原区版のあっとほーむデスク一覧へ

コラム一覧へ

中原区版のコラム一覧へ

バックナンバー最新号:2024年4月25日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook