市政レポートVol.17 予算審査特別委員会で質問しました 川崎市議会議員 吉沢 直美
令和3年第1回定例会の予算審査特別委員会で私が行った質問等の一部を報告致します。
等々力陸上競技場の夜間利用について
等々力陸上競技場の利用時間は午前9時〜午後5時(4〜10月は午後6時まで)で、夜間利用ができないのですが、近隣では可能な所もあります。そこで、夜間利用についての本市の考え方を質問しました。答弁では、近隣都市における陸上競技場の状況などを踏まえ、今後利用者ニーズや各種競技団体からの御意見等の把握に努めるとのことでした。他の競技場と比較すると、夜間利用だけでなく様々な課題が見えます。今後も引き続き課題解決に向けて取り上げて参ります。
中原区の青パト増台
中原区では令和3年度、青パトを2台から15台へ、広報車を1台から3台へ増やし、区役所職員総ぐるみで広範囲のパトロールを可能にするとの事です。なぜ急に7・5倍もの台数を増やすのか等を質問したところ、中原区では不法侵入、強盗事件などが発生しており、緊急時に広範囲でパトロール活動を実施するため、区役所にある全ての車両15台に青色回転灯を装着するとの答弁。パトロール活動にあたる職員の通常業務へのしわ寄せが懸念されるので、職員の過度な負担にならないような体制構築をお願いしました。また、刑事訴訟法で現行犯逮捕は一般人でも可能と定められていることから、パトロール活動を率先して行うのであれば、想定外の事態も視野に入れ、逃亡する前に逮捕する必要性も考え、第一歩が遅くならないよう、護身術などの研修を実施すべきことを指摘しました。
EVカーシェア体感キャンペーン
近年は若者の車離れが叫ばれていますが、首都圏など公共交通機関が発達したエリアでは、車を所有する人が少なくなり、その代わりカーシェアリングを利用する人が多くなっています。
全国のカーシェアリング会員数は大都市を中心に年々増加しており、2010年の1万6000人から2020年は204万7000人と120倍を超えています(公益財団法人交通エコロジーモビリティ財団より)。若い世代が車を所有したがらない事と脱炭素社会を考えると、EVカーシェアリングに行き当たります。
本市では、EVに乗車し理解を深めてもらおうと「EVカーシェア体感キャンペーン」を実施しました。募集定員1500名は期限前に到達。結果として、市民のEVに対する関心の高まりが伺えたとのこと。
他都市では公用車のEVカーシェアリングを実施しているところがあり、本市の取り組みを質問したところ、調査を行っているとの答弁。これからの時代をしっかり見据え、時代のニーズに合った、無駄を排除し有効活用できる仕組みを取り入れて行って欲しいと意見しました。
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4月19日
4月12日