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フクシマを忘れない会の理事長で、今月震災を振り返るアニメ上映会を開催する 高橋 喜宣(きよし)さん 小杉町在住 67歳

掲載号:2021年7月2日号

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「市民の力」信じ、前へ

 ○…2013年、かわさき市民活動センターの記者として取材で福島県の被災地へ。以降、30回以上足を運ぶ中で感じたのは「復興」への違和感。「被災地は一面、営利目的の太陽光パネルだらけ。豊かな田畑も人家も戻らない。復興とは言えない」。現実を伝えようと現地で撮影した写真の個展を開いてきたが、昨年3月11日に仲間4人と正式に会を発足。今月、間口を広げるため子どもでも親しめるアニメ上映会を初開催する。

 ○…北海道出身。高校卒業後、関東でホテルマンに。転勤が多かったため、交通の便の良い武蔵小杉駅近くへ20代半ばで引っ越した。「その頃はまだマンションはなかったよ」と回顧。仕事漬けの毎日に疑問を感じ、偶然知った市民記者を始めたのは53歳の頃。数々の市民団体に目を向けた約90の記事が神奈川新聞に掲載された。気付けば自身も活動に仲間入り。「再生可能エネルギーの推進」がライフワークで、論文も執筆中。「記者の経験が後半の人生を大きく変えてくれた」

 ○…印象的な函館弁は「ただ抜けないだけ」と笑う。「人前に立つことが多いから、キャラクターづくりに一役買っているよ」とも。コロナ禍で遠出の活動が減り、小杉で過ごす時間が長くなった。「近くのマンションの公開空地を散歩していると、意外と自然が見つかる。夏ミカンが実ってたりね」と第二の故郷での発見を楽しむ。

 ○…「僕たちのことを気にしなくても良い、でも忘れないでほしい」。仮設住宅で出会った少年の言葉が原動力だ。これまで海外も視察し、市民の力で国を変えるケースを見てきた。「何を進めるにも批判だけではだめ。勉強して自分の言葉で訴えれば、日本の市民活動でもできるはず」。そう信じ、邁進する。

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